福島工高・宍戸、敵なし一人舞台 いわて国体・ウエイトリフティング少年男子 

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ジャークで158キロを上げる宍戸大輔(福島工高3年)=岩手県奥州市・江刺中央体育館

 岩手県奥州市の江刺中央体育館などで4日行われた第71回国民体育大会「2016希望郷いわて国体」第4日で、ウエイトリフティング少年男子77キロ級の宍戸大輔(福島工高3年)がスナッチ126キロ、ジャーク158キロ、トータル284キロで優勝した。

 宍戸大輔(福島工高3年)はジャーク3本目で大会新記録となる164キロに挑戦。開始前に重量がコールされると、会場は一瞬ざわめいた後ですぐに静まり、すべての視線がステージ上にそそがれた。失敗には終わったが、宍戸は「(大会新の重さに)触れただけで満足」と笑顔を見せた。

 同階級はまさに「宍戸劇場」だった。スナッチですでに優勝を決めていた宍戸が、ジャークで登場したのは他の全選手が試技を終えた後の150キロから。1本目で上げてまずは優勝を決めると、2本目は158キロに挑戦して成功させた。

 「競る選手がいなかった分、記録に挑戦できた」と宍戸。3本目は自己ベストを3キロ上回る大会新記録への挑戦を決意した。

 バーベルをキャッチしてから立ち上がる寸前で落としてしまったが「やっぱり重かった」と振り返る宍戸の表情には充実感があふれていた。

 大会新記録はならずも、他を寄せ付けず、さらには一つ上の85キロ級で優勝した選手を上回る記録で頂点に立った宍戸。それでも腰痛があり万全な状態ではなかったというから、実力は底が知れない。

 目指す高校記録の更新に向け「しっかりけがを治して取り組んでいきたい」とさらなる成長を誓った。