いわき泉など8強 民友旗争奪・福島県還暦軟式野球選手権

58歳以上のシニア選手による第15回民友旗争奪・県還暦軟式野球選手権大会第3日は10日、会津若松市の市営第2球場などで2回戦7試合が行われ、いわき泉還暦野球クラブなどが8強進出を決めた。
8強は、他にシルバー二本松野球クラブ、本宮まゆみクラブ、会津若松球友会、オール双葉還暦野球クラブ、石川シルバー野球クラブ、福島シルバー野球クラブ、郡山オールドボーイズ。第4日の15日は会津若松市の市営第2球場と小松原球場で準々決勝と準決勝、最終日の16日は市営第2球場で決勝が行われる。
大会は、福島民友新聞社、県還暦軟式野球連盟の主催、県、県体協、会津若松市、同市教委、読売新聞東京本社、福島中央テレビ、会津野球連盟、会津若松野球協会の後援、ナガセケンコーの協賛、会津若松球友会の主管。
郡山の古川、ノーヒットノーラン
郡山オールドボーイズの古川誠は5回時間切れながらノーヒットノーランを達成した。抑え込む意識はあまりなかったという。それでも古川は「たまたまですね」と謙虚な姿勢を貫いた。
チームは川俣シルクスターズの先発鈴木和良から1点を奪い、その後は投手戦が繰り広げられた。「相手は好投手なので一瞬も気を抜けない」と、初回から全力投球で相手打線を抑えた。
本調子ではなかったが、直球、変化球をコーナーに投げ分けて凡打の山を築いた。捕手渡辺保夫の配球には「ほとんど首を振らなかった」と感謝の気持ちも忘れない。
ノーヒットノーランは過去に記憶にはなく「次戦もきょうのような投球ができれば良い」と前を向いた。