男子自由形で会津・菊地が2冠 福島県高体水泳

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【男子50メートル自由形】目標タイムに届かず、レース後に悔しがる菊地奏(会津)

 第63回県高校体育大会水泳競技最終日は26日、いわき市民プールで男女10種目の決勝が行われ、男子50メートル自由形は菊地奏(かなん)(会津3年)が24秒58で制し、100メートル同と合わせ2冠を達成した。

 同400メートル自由形は大宮綾馬(日大東北3年)が4分15秒07で初優勝、女子100メートル平泳ぎは鹿目悠衣(橘3年)が1分14秒88で3連覇を果たした。同400メートルリレーは福島成蹊が4分13秒53で制し、メドレーリレーと合わせ2冠。総合優勝は男子が日大東北、女子は福島成蹊だった。

 各種目の上位8人は7月21~23日に宮城県の県総合運動公園で開かれる東北大会に出場する。

 50メートルの標準突破逃し悔し涙

 男子50メートル自由形は菊地奏(会津3年)が24秒58のタイムで制し、100メートルとの2冠を達成。しかし、レース後の菊地の顔に悔し涙が浮かんだ。

 「1週間前からずっときょうのレースを考えて集中してきた」。1年生の時は惜しくも2位に終わった。「来年こそは」と雪辱を誓ったが、翌年冬に肘の手術を受け、2年の県高体は肘に負担がかかる50メートル自由形の出場を見送った。それだけに高校最後の大会に懸ける思いは特別だった。

 23日の100メートル自由形は自己ベストの53秒84で初優勝。この日の50メートル自由形予選は五十嵐蓮(福島成蹊1年)に遅れを取り全体2番目のタイムだったが、決勝直前も体がよく動き、調子の良さを感じていた。

 そして迎えた決勝。目標タイムはインターハイ出場の条件となる標準記録の24秒47。菊地はスタートで少し出遅れたものの、肘の手術後、磨いてきたキックで勢いよく加速すると、最後は五十嵐に0秒18の僅差で勝利した。

 電光掲示板に示されたタイムは自己最高。しかし目標タイムには0秒11及ばなかった。2年越しの思いを実現させた喜びより、インターハイ出場を決められなかった悔しさと自分自身のふがいなさが、レース直後の涙になった。

 東北大会で標準記録を突破すれば、インターハイ出場はかなう。「自分はまだまだ伸びる」。菊地は自分に言い聞かせるように、東北大会での活躍を誓った。

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