夢の東京五輪へ一歩 会津・山内が準V、南東北高校総体・陸上男子400障害

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【陸上男子400メートル障害決勝】51秒97で準優勝した会津の山内大夢=山形県天童市・NDソフトスタジアム山形

 全国高校総合体育大会(インターハイ)「南東北総体2017」メイン会期第4日の31日は各地で計11競技が行われた。山内大夢(ひろむ)(会津)が準優勝した陸上男子400メートル障害のほか、県勢は陸上女子800メートル準決勝で中村美宇(郡山東)が2分8秒62の県高校新記録を出し、決勝に進んだ。

 陸上一家が一丸となって表彰台の座を射止めた。男子400メートル障害の山内大夢(会津3年)は51秒97で銀メダルを獲得。ゴール直後、「よっしゃー」と拳を握り締め喜びを爆発させた。

 「誰にでも優勝のチャンスがある。記録より順位を狙いたい」。タイムが伸び悩む他選手の状況を冷静に確認して挑んだレース。大外9レーンからのスタートとなったが、「(前に選手はいないけど)、自分の走りに集中できる」と前向きに捉えた。ハードルの1~5台目を14歩、6~9台目を15歩、10台目を16歩で華麗に飛び越え、最後の直線では横目でライバルの姿を確認する余裕もあった。

 母三重子さん(43)は、若松女高3年時にインターハイの女子400メートル障害を制覇。現在は葵高の指導者を務めており、競技役員として会場で息子の雄姿を見守った。父淳一さん(59)は会津高陸上部の監督。家では親子、陸上では師弟としての関係を築く中で「特別扱いできないところが難しかった」と打ち明ける。

 山内は度重なるけがにも悩まされてきた。高校1年の秋に椎間板ヘルニアを発症、入院で半年近く満足に練習できなかった。今年春先には左脚を捻挫。それでも、2年時に準決勝で涙をのんだインターハイに懸ける思いは揺るがなかった。

 表彰式後、両親から「よくやった」とねぎらいの言葉を掛けられた。「目標は東京五輪。一歩近づけたかな」と山内。成長著しい17歳のハードラーに笑みがこぼれた。

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