福島ホープス、プレーオフ進出 主将・岸本が岩村に恩返し一打

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【福島―武蔵】5回裏福島無死満塁、逆転の2点二塁打を放つ岸本=ヨーク開成山スタジアム

 (10日・ヨーク開成山スタジアムほか=5試合) 福島ホープスはホームで武蔵ヒートベアーズ(埼玉)に3―3で引き分けた。後期の通算成績は18勝12敗6分けで東地区5チーム中2位となり、前後期通期でも2位を確保し、地区王者を争うプレーオフの東地区チャンピオンシップ進出を決めた。

 プレーオフは16日から始まり、ビジターの前橋市民球場(群馬県)で前後期を制した群馬ダイヤモンドペガサスと3連戦を戦う。リーグ規定で群馬には2勝のアドバンテージが与えられ、通算勝率2位の福島は3戦3勝が地区優勝条件となる。

 現役最後の勇姿を見せた岩村明憲がつないだ絶好の場面だった。「打たないわけにはいかない」。1点を追う5回無死満塁で、主将の岸本竜之輔が一振りで応えた。

 5回無死一、二塁からの第3打席で、岩村がこの日初安打となる左前打で満塁に。熱気が高まる中、打席に入った岸本はボールが3球続くと、甘く入った直球を見逃さず右翼線へはじき返した。プレーオフ進出が懸かった絶対に負けられない一戦。「ほっとした」。岸本は二塁ベース上で安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 主将を務めた今季、思うような結果が出ない時、岩村は「下を向いていてはいけない」と声を掛けてくれた。送球難に苦しんだ昨季は毎試合後、キャッチボールに付き合ってくれた。「監督とプレーできたことは、野球を辞めても一生の財産」。偉大な監督の言葉やプレーに、野球の技術だけでなく、人間として学ぶべきことも多かった。

 最終戦の重圧を乗り越え、3季連続のプレーオフに挑む。3戦全勝が求められる厳しい戦いだが、岸本は「最高の準備を整え、万全の状態で迎えたい」と闘志を燃やした。

 高橋、5連投でも元気

 「腕を振ることだけに集中した」。7回2死一、二塁のピンチでマウンドを託された福島の高橋元気。中前へ同点打を浴びたが、次打者を気迫の投球で三振に仕留め、勝ち越しは許さなかった。

 プレーオフ進出を懸け、負けられない試合が続いた終盤戦。チームトップの防御率を誇る高橋は先発や中継ぎで5連投だった。それでも連投の疲れを見せず、雄たけびを上げてマウンドを降りた。

 6投手の継投で勝ち取ったプレーオフ出場権。「最終戦で必死に勝ち取った。投手全員で抑えたい」。高橋はプレーオフでの力投を誓った。

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