福島ファイヤーボンズ、開幕戦好発進 アウェーで広島に89-75

(2日・広島サンプラザホール=1試合) 2部(B2)の福島ファイヤーボンズはアウェーで広島ドラゴンフライズとの開幕戦に臨み、89―75で初戦を白星で飾った。
B2は18チームが3地区に分かれて各60試合を戦う。各地区1位と、2位で勝率トップの計4チームが、1部(B1)昇格を目指すB2プレーオフへ進む。
福島は次戦の3日、同会場で広島と対戦する。午後7時開始予定。
広島のブースターで埋め尽くされた敵地で、福島ファイヤーボンズが勝ちどきを上げた。
アラビ躍動の9リバウンド
チーム最多の9本のリバウンドに加え、18得点をマークしたソロモン・アラビは「うれしい。これからの試合にワクワクする」と声を弾ませた。
今季のボンズには高さがある。第1Qでは、新加入した身長192センチの武藤修平が元日本代表の山田大治をはねのけ、リバウンド4本を奪ってチームに流れを呼び込むと、その後は、昨季B2リバウンド王のソロモン・アラビが躍動した。
216センチの長身を生かし、ディフェンスリバウンドからの速攻を展開。「リバウンドを奪い、クイックなテンポで攻撃につなげるのが役目。いい連係ができた」。第4Qではディフェンスリバウンドから2度得点をおぜん立て。昨季プレーオフに進出した実力のある広島を一蹴してみせた。「もっとリバウンドを奪ってチームに貢献できる。より攻撃の連係を深めていきたい」とアラビ。始まったばかりのシーズンを冷静に受け止め、勝って兜の緒を締めた。