南相馬出身・杉本が念願初優勝 えひめ国体・馬術少年スピード

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【馬術・少年スピードアンドハンディネス決勝】杉本と愛馬サンドウィッチ=兵庫県三木市・三木ホースランドパーク

 第72回国民体育大会「愛顔(えがお)つなぐえひめ国体」第6日は5日、兵庫県の三木ホースランドパークなどで11競技が行われ、県勢は馬術少年スピードアンドハンディネスで南相馬市出身の杉本瑞生(静岡・御殿場西高3年)が優勝。ウエイトリフティング成年男子69キロ級の近内三孝(日大)はジャークで優勝し、トータル2位となった。4連覇を目指した同成年男子53キロ級の吉田真弘(デイサービスいしかわ)はトータル2位だった。ボウリング成年女子(4人チーム)は3位、馬術成年男子トップスコアの吉田学人(成田乗馬クラブ)は7位だった。バスケット成年女子秋田(秋田銀行)代表の矢上若菜(福島西高卒)はチームの優勝に貢献した。

 人馬一体でつかむ

 出合いから2年半。杉本瑞生(静岡・御殿場西高3年)と愛馬サンドウィッチ・コアが誰よりも速く駆け抜けた。昨年の準優勝から1年。念願の国体初優勝を成し遂げ、「うれしい限り。今までだめだったのが取り返せた」と喜びがあふれた。

 「絶対に止まらない馬」。2015(平成27)年に栃木県小山市の乗馬クラブで初めて出合い、普通の馬ではないと直感した。最初の1年間は口に付ける馬具「ハミ」を嫌がり、コースとまったく違うところを走ろうとするなど苦労したが、長い時間をかけて触れ合うことで絆を強くした。この馬と強くなると決めていた。

 障害物を越え、最速タイムを争う種目「スピードアンドハンディネス」。障害物を落下させるとタイムが加算されるが、サンドウィッチは落ち着いて杉本の指示に応え、ノーミスでトップタイムをたたき出した。「何も考えずに楽しめた」。レース後はサンドウィッチをなでた。

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で南相馬市小高区から避難。父で選手兼任監督の隆雄さんは、2年前に同市で経営していた乗馬クラブを神奈川県伊勢原市で再開した。

 隆雄さんも95年のふくしま国体の馬術競技で優勝しており、親子2代での快挙となった。

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