流れ呼ぶ2トライ、郡山北工・金井 福島県高校ラグビー決勝

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【郡山北工ー磐城】後半17分、中央ラックからSO金井が右隅に2トライ目を決める=いわき市・いわきグリーンフィールド

 郡山北工が3連覇を果たした、11日の第97回全国高校ラグビー県大会決勝。昨年の同一カードとなった一戦は、郡山北工が攻守に力を発揮し、「花園」への切符を手にした。

 昨年決勝で敗れた雪辱を期した磐城は、粘り強い守備で対抗したが最後に力尽きた。

 郡山北工は前半7分、敵陣深くまで攻め込み、ラックからPR伊藤秀が持ち出し、中央に先制トライ。同10分には相手のキックミスを拾った郡山北工のSO金井多聞(たもん)が自ら走り込んでトライを決め追加点を挙げた。

 後半、磐城陣内で郡山北工の力強い攻撃を磐城が粘り強くしのぐ場面が続いたが、後半17分に再び金井が中央ラックから右に抜け出してトライを決め、リードを広げた。終了間際にも郡山北工がだめ押しのトライを奪った。

 郡山北工の司令塔が決勝の舞台で輝いた。

 試合を左右する重要な局面で2トライを奪い、勝利に貢献したSO金井多聞は「展開的にチームに流れを生むトライを決められた」と冷静に振り返った。

 最初のトライは前半10分、磐城陣内深くで攻撃中に相手にボールを奪われた直後、ボールを前に出そうとした相手選手のキックミスに素早く反応。ボールを奪い返すと、磐城の守備陣が乱れた隙を見逃さず左サイドを駆け抜けた。

  「(自陣が風下で攻撃しにくい)前半に2トライを奪ったのは大きかった」と金井。リードを奪った後半、相手陣内で試合を優位に進めながらも攻めきれない拮抗(きっこう)した状況を打破したのも背番号10だった。

 後半17分、SH三瓶歩のパスを受けた金井は右サイドから相手ディフェンスをかいくぐりトライ。試合状況を冷静に見極め、チームに流れを呼ぶ得点を挙げた。

 中学校のころから郡山北工の練習に参加していた金井は「郡山北工で3年連続花園に出場すること」を目指してラグビー部の門をたたいた。次の目標は「花園での1勝」。

 「初戦で敗れた過去2大会の悔しさをぶつけたい」と力強く意気込んだ。

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