男子・相馬が3年ぶりV 春高バレー福島県大会

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【相馬―福島商】相馬の渡辺(手前)のトスからスパイクを放つ高橋=福島市国体記念体育館

 第70回全日本バレーボール高校選手権大会(春高バレー)県代表決定戦・第45回FTV杯争奪県高校バレーボール選抜優勝大会は25日、福島市国体記念体育館で男女決勝が行われ、男子は相馬が3年ぶり20度目、女子は郡女大付が2年連続19度目の優勝を飾った。相馬は福島商を3―1で下し、郡女大付は創部初の決勝に臨んだ聖光学院を3―0で退けた。両校は来年1月4日に東京都内で開かれる全国大会に出場する。

 渡辺、チーム主導

 昨年夏にリベロから転向したセッターが、相馬を3年ぶりの優勝に導いた。主将の渡辺智也(3年)のトスが決勝の大一番でもアタッカー陣を輝かせた。

 震災の影響などで部員が減り、要となるセッターがチームに不在。横山義彦監督はたった2人の2年生の1人、渡辺をセッターに抜てきした。初めて出場した昨年12月の新人戦では、トスを上げることで精いっぱいの悔しい結果に終わり、再び基礎から徹底的にやり直した。

 渡辺と同学年の高橋一真も朝練や練習後の自主練習に付き合った。練習ノートを書き始め、アタッカー一人一人が打ちやすいトスを地道に追い求めた。

 第1セット、得意の速攻が最初は相手にブロックされた。それでも「(速攻を)続けていこう。必ず決める」。高橋のひと言で渡辺は吹っ切れた。宣言通りに高橋の速攻が決まり出すと、後輩のエース松本悠翔(2年)の持ち味である高い打点のスパイク、鈴木翔太(同)の重量感あるスパイクが決まり、チームは波に乗った。

 「ここは通過点。この仲間と春高で勝ちたい」と渡辺。残された高校生活も残りわずか。最初で最後の春高の舞台で完全燃焼する覚悟だ。

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