東北フリーブレイズ、創部10年目悲願の初V 全日本IH選手権

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
【フリーブレイズ―王子イーグルス】大会MVPを獲得したフリーブレイズのGK畑(左)=西東京市・ダイドードリンコアイスアリーナ

 勝利への執念が悲願のタイトルにつながった。東京都内で17日に行われたアイスホッケーの全日本選手権最終日の決勝。東北フリーブレイズ(郡山市、青森県八戸市)が王子イーグルス(北海道)との終盤の攻防を制し、創部10年目にして、初めて頂点の座を射止めた。

 全日本選手権は1930(昭和5)年から開催。今大会はアジアリーグ所属の4チーム、関東大学リーグ上位の2チーム、関西学生リーグ上位の1チーム、日本アイスホッケー連盟会長杯優勝の1チームの計8チームが出場し、トーナメントで優勝を争った。3位決定戦では、日本製紙がアイスバックスを2―1で退けた。

 東北フリーブレイズは2008(平成20)年に東北初のアイスホッケークラブチームとして設立。2009―10年シーズンからアジアリーグに参入し、同リーグではこれまで3度の優勝を誇っている。

 今季はアジアリーグで歴代1位の試合出場を誇る元日本代表のDF高橋淳一らが加入するなど戦力がアップ。同リーグでは今月10日に5位以上を確定させ、プレーオフ進出を決めている。

 全日本選手権は今回で3度目の決勝進出。14年の前回は延長戦までもつれ、延長終了残り2秒で失点し、初優勝を逃していた。

 祝福の声「待ちに待った」

 東北フリーブレイズの初の快挙に、県内のアイスホッケー関係者などから祝福の声が上がった。

 試合をテレビで見守っていたという県アイスホッケー連盟の水野英暢理事長(51)は「待ちに待った優勝。うまくしのいで、接戦をものにした」と選手をねぎらった。FW人里が決勝点を決めた瞬間、思わずぐっと拳を握り「現役で試合をしていたときのように興奮してしまった」と高揚感を振り返った。「フリーブレイズに憧れ、将来プロで活躍する選手を地元から輩出したい」と語る。

 郡山市熱海町のアイスホッケーチーム「アスペック」のDF滝田賢一郎さん(48)は「初優勝おめでとう」とチームをたたえ、「注目の高まりを受け、ホーム郡山での試合数がさらに増えてほしい」と願った。「観戦の機会が増えれば、子どもたちの競技人口拡大につながる。試合数が増えれば、来訪者も増えて地域の活性化にもなる」と期待を寄せた。

おすすめPickup!ニュースの『玉手箱』

いわきサンシャインマラソンまで『100日』 カウントダウン開始