福島南、3度目の正直ならず...初戦で涙 全国高校バスケットボール

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【福島南―正智深谷】試合に敗れ肩を落とす福島南の選手

 第70回全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)は23日、東京・千駄ケ谷の東京体育館で開幕し、男女の1回戦が行われた。男子代表で3年連続3度目出場の福島南は66―87で正智深谷(埼玉)に敗れた。

 3度目の正直でウインターカップ初勝利を目指した福島南だったが、またしても全国の壁に阻まれた。「自分たちの力を出し切れなかった」。主将の半沢凌太(3年)は早すぎる敗退に肩を落とした。

 3年間、主力としてコートに立ち続けた。「今年こそは1勝して歴史を変えたい」。U―18日本代表候補に選ばれ、県内常勝軍団を支えた主将は、雪辱を胸に最後の戦いに挑んだ。序盤から厳しいマークを受ける半沢だったが、ゴール下に切れ込みシュートをねじ込むと、磨きをかけたアウトサイドシュートも冷静に沈め、高さで上回る相手に立ち向かった。

 しかし相手の寄せの速い守備に得点が伸びず、リズムが狂う。そして40分後。コートに響いたのはチームの敗北、そして半沢の高校バスケの終わりを告げるブザーだった。「主将として、エースとしてチームを勝たせることができなかった」。あふれる涙を止めることはできなかった。「半沢がやらないと勝てないのは分かっていた。だからこそ物足りない」と水野慎也監督。しかし半沢を認めるからこその叱咤(しった)でもある。「いつかは(水野監督)自慢のプレーヤーになる」。半沢は敗戦を受け入れ、さらなる高みを目指す。

 1年生先崎果敢にプレー

 1年生センターが長身選手をそろえる相手に果敢に挑んだ。「思い切りぶつかることはできた」。福島南の先崎慎之助はゴール下の要として初めてのウインターカップを戦い抜いた。

 190センチ以上を3人そろえる正智深谷。入学後、全国の強豪と練習試合を重ねて経験を積んだ先崎だったが、思うような攻めができず、自分より背の高い選手にリバウンドも許した。「自分のプレーができる時間が短かった」。全国のレベルの高さを痛感した。

 先崎は新チームで核になる1人。「確実にリバウンドを取り、速攻の前線を走れるようになる。来年こそは(全国)1勝を目指す」と誓った。

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