郡山商2回戦へ、シューター・鈴木輝く 全国高校バスケットボール

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【郡山商―新居浜商】3点シュート5本を沈め、29得点と活躍した郡山商の鈴木=東京体育館

 第70回全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)は23日、東京・千駄ケ谷の東京体育館で開幕し、男女の1回戦が行われた。本県女子代表で2年連続4度目出場の郡山商は22年ぶり10度目の新居浜商(愛媛)に83―59で快勝し、6年ぶりに初戦を突破した。男子代表で3年連続3度目出場の福島南は66―87で正智深谷(埼玉)に敗れた。

 大会第2日の24日は、男子1回戦と女子2回戦が行われ、郡山商は2年連続4度目出場の八雲学園(東京)と対戦する。午前9時開始予定。

 3ポイント5本

 郡山商が誇る"長距離砲"が全国の舞台で輝きを放った。「今までで一番」。3点シュート5本を含む29得点を荒稼ぎした郡山商の鈴木夢奈(3年)は頬を真っ赤にして勝利の余韻に浸った。

 試合開始早々から観衆の度肝を抜いた。3点シュートを3本続けて決めたかと思えば、速攻では先頭を駆け抜けて得点する。第1Q終盤にも3点シュートを決めるなどオールラウンドの動きを披露し、10分間で16得点を奪うエース級の活躍。「1本目が決まったのできょうはいけると思った」。シューター特有の感性で言い放った。

 鈴木のシュートが起爆剤となり、チームは前半だけで20点以上のリードを奪う展開に。「前半の終盤からが勝負とにらんでいたんですが」と指揮官も苦笑いを浮かべて選手をたたえた。

 入学後、鈴木は松本理監督にシュートの才能を見いだされた。朝練の前や全体練習後、フェイントを入れたり、場所を動きながらなど実戦を想定した打ち込みを重ねた。努力はやがて自信につながり全国8強を狙うチームのシューターとして成長した。次戦は長身選手を擁する八雲学園だが「とにかく打ち切るだけ」と鈴木。「とっておきの飛び道具」で勝利へのゴールを射抜くつもりだ。

 生田目、途中出場で結果

 2年生ガードが、チームの勢いを加速させた。「良いムードを壊したくなかった」。郡山商の生田目汐織(2年)は安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 生田目の出番は、チームが流れをつかみ掛けた第1Qに早々と訪れた。

 途中交代の選手が試合に入り込むのは難しいとされる中、交代直後に3点シュートを沈める強心臓ぶりで10点を挙げた。自ら相手を引き付けて味方のシュートを演出し、ガードとしての多彩さもコートで思う存分に体現した。

 「良くも悪くも試合の中で修正できる選手」と生田目を評する松本理監督。思い切りのいい2年生の活躍が、郡山商の上位進出の鍵を握りそうだ。

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