郡山北工、全員攻撃貫く 和歌山工を破る、全国高校ラグビー

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前半33分、トライを決める郡山北工のLO高橋憲=28日午後、東大阪市・花園ラグビー場

 郡山北工が初勝利を挙げた28日の全国高校ラグビー大会第2日。昨年、一昨年の零封負けの悔しさを払拭(ふっしょく)するように、4つのトライで逆転勝ちし、2回戦に進んだ。

 一進一退の攻防の末、全員攻撃で最後まで攻め抜いた郡山北工が和歌山工を破った。郡山北工は30日、2回戦で土佐塾(高知)と対戦する。午前10時45分開始予定。

 復帰の高橋憲、渾身トライ

 攻撃陣の要が復活の舞台で躍動した。前半終了間際にトライを決めたLO高橋憲二郎(3年)。「うっぷんを全て晴らせた」と、けがに泣いた県大会での悔しさを、最高の舞台にぶつけた。

 前半33分、22メートルラインからFW陣が相手守備陣に体を当てながら、ゴールラインに近付く。「自分たちの形で攻め込むことができた」と、右隅の密集地からボールを右に持ち出し渾身(こんしん)のトライ。相手の得点が続いていた中で、嫌な空気を振り払う貴重な得点だった。181センチの長身を生かし、ジャンパーとしてラインアウトからの攻撃には欠かせない存在。小野泰宏監督が「高橋が入ることでモールの強さが変わる」と言うほどの力強さも武器の一つだ。

 10月初旬、練習試合で右足首を骨折し、県大会はチームメートの活躍を見守ることしかできなかった。「(出場できず)悔しかった。みんなと試合がしたかったので、花園出場を決めてくれたことに感謝している」。トレーナーとリハビリに取り組み、周囲も驚くほどの回復力で花園に間に合った。

 「自分の仕事を精いっぱいできた。素直にうれしい」。初勝利の余韻に頬を緩ませつつ、見据えるのは次の試合、そしてその先だ。「土佐塾、そして王者東福岡に挑戦したい」

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