郡山北工16強入り 抽選で県勢21年ぶり、全国高校ラグビー

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【土佐塾―郡山北工】後半終了間際、ゴールライン近くに攻め込む郡山北工フィフティーン=30日、東大阪市・花園ラグビー場

 第97回全国高校ラグビー大会第3日は30日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で2回戦16試合が行われ、本県代表の郡山北工は12―12で土佐塾(高知)と引き分けた。試合後に行われた抽選の結果、郡山北工が3回戦進出を決め、県勢21年ぶりとなる16強入りを果たした。

 郡山北工は来年1月1日、3回戦で東福岡と対戦する。午後2時45分開始予定。

◆終了間際、同点トライ

 郡山北工が終了間際にロック高橋憲のトライで追い付き、抽選の末、3回戦進出を決めた。

 郡山北工は前半、土佐塾の徹底したモール対策に苦しみリズムをつかめず、パスなどのミスが重なり2トライを奪われた。

 しかし終了間際にナンバー8後藤が中央にトライ、7―12で折り返した。後半は両者決め手を欠いたが、郡山北工は30分、FW陣が人数をかけて攻め込み、最後は高橋憲の2試合連続トライで同点に追い付いた。

◆「諦めず前へ」結実

 誰も諦めなかった。土佐塾に引き分け、抽選で16強を決めた郡山北工。「最初から最後まで、全員が勝つことだけを意識して戦えた」。主将の後藤陸(3年)の言葉通り、フィフティーンの執念が劇的な同点トライを生み出した。

 序盤から得意のモールを使った攻撃は何度も崩されて不発。一方、土佐塾は持ち味の素早いパスと攻守の隙を突くプレーを発揮した。

 前半8分にミスから先制トライを献上すると、22分にも自陣でのラインアウトからトライを許し、試合の流れは相手に傾きかけた。それでも後藤は持ち前の明るさで鼓舞し、攻め抜く粘り強さを忘れなかった。

 その後藤が自らのプレーで流れを引き寄せた。FW陣が果敢に攻め込み、前半終了間際、ゴール前の密集から後藤がわずかに空いたスペースに飛び込んでトライ。センター佐々木真之介(同)もゴールを決め、5点差で折り返した。

 そして後半、好機が巡ってきたのはまたしてもノーサイドの笛が近づく時間帯だった。「楽しもう」「次に行くぞ」。闘志をみなぎらせると、モールを組んで前へ前へと攻め込んだ。30分を過ぎた直後、密集からロック高橋憲二郎(同)が押し込み、土壇場で同点に追いついた。

 佐々木のゴールキックはわずかに右に外れ、惜しくも引き分け。小野泰宏監督と選手は「手放しでは喜べない」と口をそろえたが、後藤は「気持ちの強さはどこにも負けない」と胸を張った。

 次の相手は連覇を狙う東福岡。高校日本代表候補が何人もいる強豪校だが、後藤は「土佐塾の分まで頑張りたい」と誓った。

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