男子総合は斉藤が初V、雪辱果たし頂点 時空の路ヒルクライム

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念願の初優勝を決めた斉藤雅仁

 会津美里、下郷両町を舞台に20日に行われた「第15回時空(とき)の路(みち)ヒルクライムin会津」では、約800人の選手が新緑に彩られた峠道を疾走した。男子総合はロードレーサーの部チャンピオンクラスの斉藤雅仁(23)=南相馬市、郡山サイクルフレンズ=が31分1秒で初優勝、女子総合は本田母映(もえ)(28)=新潟市、F(t)麒麟山Racing=が37分48秒で3連覇を成し遂げた。男子の2位は山田大介(25)=福島市、ヤマダフィルター、女子の県勢1位は秋山光希(17)=郡山市、郡山商高3年=が輝いた。

 斉藤、悔しさ糧に『全力疾走』

 「今回は優勝だけを目指した」。男子総合優勝の斉藤雅仁は1秒差で2位に甘んじた昨年の雪辱を果たし、頂点に立った。

 レースは、ゆっくりとしたペースで始まった。風の抵抗による体力の消耗を防ぐため、選手が互いに先頭を変わりながら走行した。

 順調な滑り出しに見えた序盤だが、斉藤のロードバイクに思わぬトラブルが起こった。密集が災いして、斉藤と後方を走る選手の機体同士がぶつかり、変速機が故障。ギアチェンジが思うようにいかないため、なるべく軽いギアにして、回転数を稼いだ。

 スピードは上がるものの、その分心肺に大きな負荷がかかったが昨年の悔しさをバネにして足を動かし続けた。

 勝負を仕掛けたのは、得意の上り坂。トップに立つと、序盤で体力を温存できたことも奏功し、残り4キロほどで後方を引き離した。

 練習は会社から帰宅後に約40キロを走る。途中の2.5キロほどのきつい坂道は、全力で走り抜けて自分を追い込み、力強い上りに磨きを掛けている。

 秋田県生まれ。郡山市の日大工学部を卒業し、南相馬市で就職した。「福島県民になった自分にとって、このレースは負けられない地元レース。来年は連覇を狙いたい」と晴れやかな表情で話した。

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