日大東北・秋山が21年ぶり大会新 福島県高体陸上・男子100

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【男子100メートル】21年ぶりに大会記録を塗り替え、右手を突き上げる秋山優希(日大東北)=とうほう・みんなのスタジアム

 第64回県高校体育大会陸上競技第2日は26日、福島市のとうほう・みんなのスタジアムで男女12種目の決勝が行われ、男子は100メートルで秋山優希(日大東北2年)が10秒55で大会記録を21年ぶりに塗り替えて優勝した。5000メートルは中沢雄大(学法石川3年)が14分47秒12で制し、八種競技の鈴木勇輝(平工3年)は5301点で大会記録を更新した。

 女子は1500メートルで赤間陽菜(学法石川2年)が4分35秒44で優勝、走り幅跳びでは飯塚彩乃(若松商3年)が5メートル30で栄冠を手にした。400メートルリレーは男子が郡山東、女子は福島成蹊が制した。

 どん底の気分から笑顔に

 若きスプリンターの疾走に観衆が目を奪われた。男子100メートルの秋山優希(日大東北2年)のゴール直後、電光掲示板に表示された「10秒55」。宮田貴志(郡山東教)が1997(平成9)年の郡山高時代に樹立した10秒58を0秒03上回る21年ぶりの大会記録更新に会場が沸いた。

 思わぬ形で始まった一日だった。400メートルリレーでオーダー提出が遅れて、まさかの棄権。どん底の気分で迎えた100メートル予選は走りに伸びを欠いた。「個人に集中しろ」と自らに言い聞かせ、準決勝を通過、決勝を迎えた。

 地区予選から徹底的に練習したスタートを「今シーズン1」の手応えで飛び出すと、追い風1.9メートルの「神風」も重なり得意の中盤で一気に加速。他選手の猛追を振り切り、ゴールに飛び込んだ。優勝を確信し、右手を突き上げると大会新記録の表示が目に映った。どん底の気分で始まった一日だったが、最後にはとびきりの笑顔がはじけた。

 「満足せずに全国の決勝の舞台に立てる選手になりたい」と表情を引き締める秋山。16歳の瞳に確かな自信がみなぎった。

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