男子400障害で100分の1秒決着、児玉が歓喜初頂点 県高体陸上

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【男子400メートル障害】100分の1秒差で制した児玉英樹(右)(四倉)=とうほう・みんなのスタジアム

 第64回県高校体育大会陸上競技第3日は27日、福島市のとうほう・みんなのスタジアムで男女12種目の決勝が行われ、400メートル障害は児玉英樹(四倉3年)が2位と100分の1秒差の53秒68で制し、800メートルは安倍優紀(清陵情報2年)が1分54秒51で優勝した。走り高跳びは児玉綺粋(小高産業技術3年)が1メートル92で制した。

 女子は400メートル障害で松本優衣(磐城3年)が1分3秒69、棒高跳びで進藤凌佳(若松商3年)が3メートル10で優勝、砲丸投げは大千里歩美(日大東北3年)が12メートル90を記録、大会2連覇を果たした。

 最終日の28日は男女11種目の決勝が行われる。

 10台目のハードルを跳び越えた段階で2位。残り40メートルに全ての力を注ぎ、400メートル障害の児玉は胸からゴールに飛び込み倒れ込んだ。「だめだったかな」。起き上がり、諦め半分で電光掲示板を見た瞬間、優勝の喜びが全身を駆け巡った。

 1年の秋に400メートルから400メートル障害に転向したときは、左足の骨折も重なり無名の選手。また、昨年まで同校陸上部員は6人しかおらず、同種目は児玉のみで充実した練習環境とはいえなかった。それでも「他校のライバルに負けたくない」と、気持ちが切れることはなかった。

 168センチと障害の選手としては小柄だが、下半身のバネを強みとする。そこに「陸上愛」(宮田智史監督)が重なり、昨年の県新人戦で3位、東北大会では6位に入賞。めきめきと頭角を現した。

 好きな言葉は、400メートル障害の選手だった兄から譲り受けた鉢巻きに刻まれている「一意専心」だ。100分の1秒差でつかんだ初の栄冠。環境にめげずに同種目に励む児玉に陸上の神様がほほ笑んだ。

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