「日本陸上」開幕 男子1500予選、田母神が地力で通過

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【男子1500メートル予選】予選突破した田母神一喜(右)と追走する半沢黎斗=山口市・維新みらいふスタジアム

 ジャカルタ・アジア大会代表選考会を兼ねた陸上の日本選手権第1日は22日、山口市の維新みらいふスタジアムで行われ、男子の100メートル準決勝は1組の桐生祥秀(日本生命)が10秒16、2組の山県亮太(セイコー)は10秒19で、それぞれ1着となり、23日の決勝に進んだ。1組でケンブリッジ飛鳥(ナイキ)が10秒24の2着、多田修平(関学大)は10秒31の3着で通過した。

 予選で桐生は10秒15、山県は10秒13だった。1万メートルは大六野秀畝(旭化成)が28分30秒66で初優勝した。

 女子の1万メートルで松田瑞生(ダイハツ)が鈴木亜由子(日本郵政グループ)に競り勝ち、31分52秒42で2連覇。100メートルは日本記録保持者の福島千里(セイコー)、200メートルとの2年連続2冠を狙う市川華菜(ミズノ)らが予選を突破し、23日の決勝に進んだ。走り幅跳びは高良彩花(兵庫・園田学園高)が6メートル22で昨年に続いて制した。

 県勢は、男子1万メートルで相沢晃(東洋大、学法石川高卒)が28分45秒93で8位に入賞した。男子1500メートルで田母神一喜(中央大、学法石川高卒)が3分48秒59で決勝進出を決め、半沢黎斗(早大、学法石川高卒)遠藤清也(県南陸協、学法石川高卒)は予選落ちした。男子400メートル障害で渡部佳朗(城西大、喜多方桐桜高卒)が50秒03で予選を通過、記野友晴(東邦銀行)岩崎崇文(順大、郡山東高卒)は予選落ちした。

 女子では400メートルで武石この実(東邦銀行)が全体トップの54秒04で決勝に進み、青木りん(同)は55秒87で予選落ち。走り高跳びで鎌田ほのか(日女体大、清陵情報高卒)が1メートル70の12位、ハンマー投げで佐藤若菜(東邦銀行)が54メートル24の13位だった。

 学石後輩・半沢に先着

 レース序盤、ペースが上がらずに先頭に立つなど厳しい展開で地力が際立った。田母神一喜(中央大、学法石川高卒)は男子1500メートル予選を3分48秒59の2位で通過。一緒に走った高校の後輩に先着し「日本一を決める舞台で戦え、うれしい」と満足げだった。

 序盤での先頭の後、集団の後ろに下がるなど、ちぐはぐなレースとなった。集団後ろで迎えた最後の1周。この位置では届かないと、残り300メートルで大外からのスパートを選択。最短距離を通れないリスクはあったが、「そのままいってしまえ」と練習に裏打ちされた脚力を信じた。

 同組の12人のスタートリストには高校で1学年下の遠藤日向(住友電工)と、もう1学年下の半沢黎斗(早大)の名前があった。田母神は2015年、遠藤は16年、半沢は17年のインターハイ(高校総体)男子1500メートルを制した。遠藤が5千メートルに専念するため棄権し、3人の競演こそかなわなかったが、半沢と初めて走り楽しむことができた。

 「決勝はレースプラン通りの走りをしたい」。田母神は高校時代に続く日本一のタイトル獲得に闘志を燃やした。

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