学石高卒・田母神一喜、成長の3位 日本陸上・男子1500

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【男子1500メートル決勝】3位に入り、表彰台で笑顔を見せる田母神一喜=山口市・維新みらいふスタジアム

 ジャカルタ・アジア大会代表選考会を兼ねた陸上の日本選手権第2日は23日、山口市の維新みらいふスタジアムで行われ、男子の100メートルで山県亮太(セイコー)が10秒05の大会タイ記録で5年ぶり2度目の優勝を果たし、代表に決まった。ケンブリッジ飛鳥(ナイキ)が10秒14の2位で代表入りを確実とし、9秒98の日本記録を持つ桐生祥秀(日本生命)は10秒16で3位。多田修平(関学大)は5位だった。

 女子の100メートルは世古和(クレイン)が11秒64で初制覇。福島千里(セイコー)が0秒02差の2位、前年優勝の市川華菜(ミズノ)は3位だった。200メートル予選は男子の飯塚翔太(ミズノ)が20秒55で2組1着、桐生が20秒79の同2着で24日の決勝に進んだ。女子は福島、市川らが突破した。 

 福島県勢は、男子1500メートルで田母神一喜(中央大、学法石川高卒)が3分53秒13で3位に入った。女子400メートルでは、昨年同種目2位の武石この実(東邦銀行)が54秒32で4位となり表彰台を逃した。男子400メートル障害は渡部佳朗(城西大、喜多方桐桜高卒)が51秒71で8位入賞した。

 男子200メートルの山下潤(筑波大、福島高卒)と女子100メートル障害の紫村仁美(東邦銀行)女子400メートル障害の青木沙弥佳(同)はそれぞれ決勝に進出した。女子800メートルは新宮美歩(同)と中村美宇(福島大、郡山東高卒)が予選敗退した。

 「自分の殻を一つ破れた気がする」。男子1500メートルで3位に入った田母神一喜(中央大、学法石川高卒)は昨年の7位から順位を上げ、表彰台では自信に満ちた表情で銅メダルを掲げた。

 トラック1周1分5~8秒のスローペースとなった決勝。先頭に立った田母神は800メートル通過の時点でも勝負が動かない展開に自ら仕掛けた。ラスト400メートル手前でギアを入れると、後続とともにスパート。先頭を走る田母神の姿にスタンドからも大きな声援が沸き起こったが、残り100メートルで2人に交わされた。

 東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)出場を目標に、中央大に進学した田母神だが今の主戦場はトラック競技。「日の丸を背負って走ることに価値を感じている」と視線の先に世界の舞台を見据える。大学入学後は思い切ったレースができず、歯がゆさも感じていたが、日本の頂点に迫った今回のレースに「120%を出し切れたかな」と声が弾んだ。

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