主将山田恵里、勝負決めた一発 日米女子ソフト最終戦

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【日本-米国】3回裏日本2死一塁、山田が右中間に2点本塁打を放つ=あづま球場

 2020年東京五輪野球・ソフトボール競技の会場となる福島市のあづま球場で23日行われたソフトボール女子の国際親善試合、日米対抗の最終第3戦(福島ラウンド)。2-0で米国を下し3連勝を飾った日本の宇津木麗華監督は「2年後の福島(開催)に向けて良いスタートを切るためにどうしても勝ちたかった。エースが投げて主将が打った最高の形。勝ちパターンにしたい」と振り返った。球場には国内25社、62人の報道陣が取材に訪れた。日本代表の選手は24~27日、あづま球場を拠点に第2次国内強化合宿に臨む。

 「五輪イメージ」 

 女子ソフト界の「イチロー」との異名を取る主将山田恵里(日立)の一発が、試合の均衡を破った。「歓声がすごく気持ちよかった」。両チーム無得点の3回2死一塁から鮮やかな放物線を描いた打球は右中間に飛び込み、山田はゆっくりとダイヤモンドを一周した。

 米国はベストメンバーではないものの、会場は東京五輪で日本の試合が行われる可能性があるあづま球場。「五輪をイメージして打席に入れた」と、持ち味の積極性を発揮した。初回に先頭打者らしく泥臭い内野安打で出塁。3回は「相手投手の球筋がだいたい見えていた」という貫禄の一打だった。

 アテネ、北京の両五輪を経験した山田にとって東京五輪に掛ける思いは人一倍強い。ロンドン以降、ソフトボールが五輪競技から外れたため大舞台を知らない若手が増える中、主将としてチームを先導してきた。宇津木麗華監督も「頼りになる存在。彼女(山田)の背中を見てプレーしてほしい」と全幅の信頼を寄せる。

 試合後は、球場出口に集まった子どもたち一人一人のサインにも気さくに応じ、「すごくたくさんの人に来てもらい、球場の雰囲気が良かった」と表情を緩めた。ファンへの感謝の気持ちを胸に、さらなる進化を目指す。

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