【会津若松】清涼飲料水「ローズウォーター」発売へ 会津産のバラ使用

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 IT企業のフロンティア・オンライン(会津若松市)は、自社栽培のバラを使った清涼飲料水「ローズウォーター」を開発し、7月1日から売り出す。「雪国・会津が育んだバラの香りや味を楽しんでほしい」とPRしている。

 同社は2000(平成12)年創業で、データの復元やソフトウエアの販売・開発を手掛けている。酒井克裕社長(45)は農家の跡取りで、農業の衰退に危機感を抱く中、世界的に人気の高いバラの、国内での"伸びしろ"に注目。10年から、会津の厳しい冬に対応でき、強い香りが特徴の「ダマスクローズ」の栽培研究を始めた。

 「会津の気候を生かせば高収益で量産が可能」と信じて研究を続け、バラの栽培は当初の5本から約300本まで拡大した。16年に発売した第1号の商品「芳香蒸留水」で手応えをつかみ、今年5月に製造業許可を得て清涼飲料水の商品化にたどりついた。

 会津産バラを使ったブランドの屋号は「会津花畑蒸溜所」。水蒸気蒸留法でバラの芳香蒸留水を抽出していることから名付けた。バラ畑の見学や花摘み、蒸留体験も好評で、観光地化も視野に入れる。酒井社長は「バラの可能性を信じて販路を拡大し、会津の活性化に弾みをつけたい」と意気込む。

 ローズウォーターは2種類あり、花全体を原料に使った白ラベル(30ミリリットル)が税込み2480円、花びらだけの赤ラベル(同)が税込み3340円。水や紅茶、炭酸水、酒などに入れて飲む。すっきりとした飲み口でバラの香りがほのかに漂う。7月中旬には、割らずに飲める「フローラムウォーター ダマスク」も発売する予定。