【会津若松】純米酒「与次右衛門」完成 会津農書に基づく有機米使用

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完成した有機米特別純米酒「与次右衛門」

 会津農学の先駆者・佐瀬与次右衛門が江戸中期に記した農業指導書「会津農書」に基づいて栽培された「五百万石」を使った有機米特別純米酒「与次右衛門(よじえもん)」が完成し、16日、会津若松市で発表された。

 会津農書は、寒冷地ならではの農業技術を記した日本を代表する農業指導書として知られる。会津藩幕之内村肝煎(きもいり)(村の代表)だった佐瀬が孫や村人に農業技術を伝えるために書き、会津の農業の礎となった。

 会津17市町村は、会津の伝統的な農業の「世界農業遺産」認定を目指す「会津地域世界農業遺産推進協議会」を発足させており、その中で農家がグローバルGAPの資格を取得したことから、6次化第1号の商品として日本酒を開発した。

 会津美里町の自然農法認定団体「自然農法無の会」の児島徳夫代表が会津農書の手法に基づき、酒かすで発酵させ、グローバルGAPの認定も受けた水田で五百万石を育て、地元の水を使って会津若松市の末廣酒造が造った。末廣酒造の新城猪之吉社長は「女性でも飲みやすい香りのある日本酒に仕上がった」と語った。

 720ミリリットル入り2500円(税別)。末廣酒造で販売している。問い合わせは同社(電話0242・54・7788)へ。