【会津若松】震災避難「遺産」展示 県立博物館で富岡対策本部を再現

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震災の様子を伝える展示に見入る来館者

 全プロジェクト」が収集した「震災遺産」が展示されている。4月11日まで。

 同展は、3月11日を挟む約2カ月を会期にこれまで3回開催されている。

 今回は「避難」に着目し、震災発生時に設けられた富岡町災害対策本部を再現した展示も行われている。同本部には約500件の震災遺産が残されており、さまざまな情報が記入されたホワイトボードや避難に関する大量のメモ、紙類などが当時の緊迫した様子を今に伝える。

 津波の破壊力を伝える震災遺産では、流されたJR常磐線の線路や橋の欄干、ひしゃげた道路標識、地震発生時刻で止まった理容室の時計などを展示。津波被災の跡が残る壁の様子が分かる展示や津波に襲われた南相馬市の「みちのく鹿島球場」の変化を示す展示も行われている。初日は展示解説会が開かれ、筑波匡介学芸員が展示内容を説明した。ごみ袋や新聞紙を活用し、かっぱなどを作る防災講座も開かれた。

 会期中、展示解説会やミニシンポジウムなどが開催される。観覧無料。開館時間は午前9時30分~午後5時(最終入館は同4時30分)会期中の月曜日と3月22日は休館。問い合わせは同博物館(電話0242・28・6000)へ。