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ふくしまの舞台
磐梯熱海温泉
(郡山市)
映画「喜劇 駅前温泉」ロケ地

磐梯熱海温泉

磐梯熱海駅前に設けられた人気の足湯。温泉地の新名所として親しまれている

 商都・郡山の奥座敷、会津観光への玄関口としてもにぎわう磐梯熱海温泉。高度経済成長期まっただ中の1962(昭和37)年、ここを主なロケ地とした映画「喜劇 駅前温泉」が製作された。映画の中の温泉や駅の名は実際のものとは異なるが、かつての磐梯熱海の風情が各シーンから伝わる。
 俳優・森繁久弥主演の喜劇「駅前シリーズ」の第4作。森繁のほか、伴淳三郎、フランキー堺、三木のり平、淡島千景、淡路恵子、森光子、沢村貞子ら昭和の名優・女優が出演、芸達者ぶりを披露しながら人情喜劇を繰り広げる。
 久松静児監督、長瀬喜伴脚本、東京映画の製作。舞台は客離れに悩む駅前の温泉。温泉街活性化に向け、誠実なサービスを重視する前観光協会長(森繁)と、時代に合ったサービスの提供を主張する観光協会長(伴)とのライバル関係を軸に、前会長の娘と会長の息子との恋愛、前会長の戦争中の部下の夫婦、飯坂でのサービスコンテストなどが絡み、さまざまな人間模様が繰り広げられる。
 熱海町商工会長で、万葉の宿八景園社長の滝田武さん(73)は「ロケには磐梯熱海を挙げて協力した。好景気で温泉街はにぎわっていたが、多くの俳優が訪れたことで大変なさわぎだった」と振り返る。
 映画の中に何度も登場する、JR磐越西線の磐梯熱海駅。今は足湯が設けられ、観光客らの人気を呼んでいる。萩姫まつりなど夏のイベントが一区切りし、温泉街はこれから秋の観光シーズンに向かう。
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 磐梯熱海温泉 800年前の鎌倉時代に発見されたとされる。南北朝時代、京の公卿の娘・萩姫が不動明王のお告げで同地にたどり着き、病を癒やしたという萩姫伝説が残る。
 ▽問い合わせ=磐梯熱海観光協会(024・984・2625)
【 21 】 2008年8月21日 福島民友新聞社・木曜ナビ ほっと面掲載
( 文・佐藤雄亮 写真・永山能久 )  
 

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