【川内】川内に「ショッピングセンター」開所 コンビニや飲食店など入居

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複合商業施設の営業開始を祝いテープカットする出席者=川内村・「YO―TASHI」

 東京電力福島第1原発事故からの住民帰還を進める川内村は15日、同村下川内地区に整備を進めていた公設商業施設「ショッピングセンターYO―TASHI(ようたし)」を開所させた。コンビニエンスストアや飲食店が入り、住民帰還に向けた生活環境整備につながると期待されている。

 同施設には、村内のコンビニ「ファミリーマート川内村店」が生鮮食品も販売できるように店舗を拡大して移転したほか、飲食店、クリーニング取次店、薬局の計4店舗が入居。住民が交流できるコミュニティースペースも整備した。

 一部に避難区域も残る村内では、住民帰還の加速化に向けた生活環境の整備が進んでいるが、震災前の生活圏だった富岡、大熊の両町は避難指示が続いており、住民の買い物場所の不足などが課題だった。核テナントとなるファミリーマートでは村内の野菜工場で栽培した野菜も販売され、開店直後から多くの住民でにぎわった。

 早速、買い物に訪れた同村の久保田ヨシ子さん(75)は「まだ震災前と比べると不便だが、家からも近くて便利になりそう」とお菓子や弁当などを買い込んでいた。

 同日は開所式も行われ、政府の原子力災害現地対策本部長の高木陽介経済産業副大臣、若松謙維復興副大臣、内堀雅雄知事、遠藤雄幸村長らがテープカット。遠藤村長は「住民が心待ちにしていた施設。ふれあいの場となり、村の復興の一翼を担ってほしい」と期待を寄せた。

 ファミリーマートの営業時間は午前6時~午後10時。施設への問い合わせは、かわうち屋(電話0240・23・5551)へ。