【南相馬】「双葉食堂」営業再開 南相馬・小高区に5年ぶりの『美味』

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営業再開した双葉食堂のラーメンを楽しみに来店した住民=26日、南相馬市小高区

 南相馬市小高区の老舗で、原発事故に伴い同市鹿島区の仮設店舗で2011(平成23)年10月から今年3月まで営業していた飲食店「双葉食堂」が26日、小高区の元の店舗で5年ぶりに営業を再開した。再開を待ちわびた住民や市内外からの常連客らが懐かしの味に舌鼓を打った。

 食堂はJR小高駅近くに1951(昭和26)年に開店、長年地域の人々に愛されてきた。原発事故で休業し、店を切り盛りする豊田英子さん(66)自身も避難したが、一緒に避難した人やなじみの客からの後押しもあり、鹿島区の仮設商店内で11年10月に営業を再開した。

 この日は開店すると、原発事故で避難している住民や復興作業に携わる作業員らが続々と訪れ、ラーメンやうどんを味わっていた。同市小高区から同市鹿島区の仮設住宅に避難する菊池さち子さん(61)は「小高で食べるのは5年ぶりで懐かしかった。お店では知っている人ばかりだから会話も弾み、ほっとする」と笑みを浮かべた。

 豊田さんは「久しぶりの営業で、市内外からお客さんが来てくれた。小高での営業は再開したばかりだけど、引き続き頑張っていきたい」と誓う。

 営業時間は午前11時~午後2時ごろ。スープがなくなり次第終了。木曜日定休。