【楢葉】住民に生涯学習の場 地域文化交流拠点「楢葉まなび館」開館

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楢葉まなび館のオープンを祝ってテープカットする関係者ら

 楢葉町と町教委が同町の楢葉南小の校舎と体育館を活用して整備を進めてきた地域文化交流拠点「楢葉まなび館」が7日、開館した。住民同士で生涯学習を楽しむ場をつくり、心の復興と帰還を促す狙いがある。

 同校は原発事故の影響でいわき市に移り、町が校舎の活用法を探ってきた。施設の補修や除染が終わり、町によると、放射線量は毎時0.06~0.11マイクロシーベルト。芸術や文化、歴史、スポーツ、ボランティアなど幅広い活動の受け皿となり、子どもからお年寄りまでが集える施設を目指す。

 1階には、布わらじ作りや和布細工作りのサークルが入る文化活動用の4室と学習室2室、図書館と歴史資料館の各分室、物販コーナーを用意。2階の音楽室を多目的ホールとし、事業活動用に6部屋を設けた。校庭の芝生も張り替えた。

 記念式典は7日、現地で行われた。松本幸英町長らがテープカットした。ならは天神太鼓うしお会と和布細工ほのぼの代表の高原カネ子さん(67)は「町に戻った人も避難先から来る人も楽しく交流し、一人でも多くの人に『楢葉はいいな』と思ってもらえるように活動したい」と笑顔を見せた。

 町と町教委は来年4月、いわき市の仮校舎から小・中学校を町内に戻し、改築した楢葉中で授業を再開させる方針だ。楢葉北小の校舎と体育館については解体する方向で検討している。