【いわき】『一夜城』出現...JRいわき駅北側 城下町再興の一歩へ

(数字はいいね)  このエントリーをはてなブックマークに追加 
いわき駅北側に出現した”一夜城”。城の前方には白壁も設置した

 いわき市のJRいわき駅北側に22日、「一夜城」が出現した。その場所は、かつての磐城平藩主が居城とした磐城平城の本丸跡地。市が復興のシンボルとして磐城平城本丸跡地の公有化を目指す中、江戸時代の人々が見ていたであろう光景が"一夜にして"形を変えて現代によみがえり、同市の城下町再興への一歩となる。

 磐城平城は、初代磐城平藩主鳥居忠政により1603年から築城され、三階櫓(やぐら)が天守代わりとされた。戊辰戦争での敗戦後に廃城となり、三階櫓も焼失した。

 「一夜城」は三階櫓の形をした看板で、高さは同等の約13メートル。いわき明星大や磐城高の美術部員が歴史資料を基にペンキで描いた。前方には幅約27メートルの白壁を設置し立体感を演出。本年度末まで設置する予定。

 同市平地区の商業者らでつくる「平まちなか復興まちづくり計画推進プロジェクトチーム」が企画。昨年行われた市制施行50周年記念事業プレゼン大会で優秀賞に選ばれ、同記念事業に位置付けられた。

 22日、同チームの鈴木修典リーダー(56)らがお披露目し、「城下町としての平に光を当て、郷土愛につながってほしい」と話した。

 磐城平城本丸跡地は現在、民有地。市は、本丸跡地の公有化を目指すとともに公園としての活用を検討しており、三階櫓をモチーフとした施設整備も視野に、本年度は基本構想や基本計画を取りまとめる方針。

 10月1日からライトアップ

 市制施行50周年に当たる10月1日午後6時30分から、「一夜城」のライトアップイベントが行われる。観覧会場はいわき駅南側の住吉屋駐車場。ライトアップは10日まで、午後6時30分~同11時に行われる予定。