【浪江、富岡】常磐線・浪江―小高間、6年ぶり再開 復興へ動き活発化

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6年ぶりに乗客を乗せて浪江町を走る常磐線の一番列車=1日午前6時26分、浪江町

 東京電力福島第1原発事故による避難指示が帰還困難区域を除いて解除された浪江、富岡両町で1日、東日本大震災後に運休していたJR常磐線や路線バスが約6年ぶりに運行を再開した。

 古里への帰還を目指す住民や、復興に取り組む関係者らの足となる公共交通網がつながり、被災地再生の加速に向けた動きが活発化してきた。

 JR常磐線は浪江(浪江町)―小高(南相馬市)間(8.9キロ)が復旧を経て運転を再開し、浪江町から約6年ぶりに鉄路で仙台市までつながった。

 JR浪江駅で行われた記念式典では、馬場有町長が「常磐線の運転再開は復興への大きな原動力となる。まちのこしをしつつ、町を次世代に受け継いでいく」と述べた。

 浪江駅以南の竜田(楢葉町)―富岡間(6.9キロ)については10月ごろに再開する見通し。その後は第1原発のある双葉、大熊両町を経由する富岡―浪江間が不通区間として残るが、JR東日本は20年3月末までの全線開通を目指している。

◆富岡では路線バス

 一方、路線バスは新常磐交通(いわき市)が同市と富岡町を結ぶ「急行いわき―富岡線」と町内17拠点を巡る「町内循環線」の2路線で運行を始めた。

 第1原発から半径20キロ圏の旧警戒区域で震災前の路線バスが再開するのは初めて。