【浪江】「ドッグラン」一般開放 上野さんが自宅敷地に整備

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ドッグランを整備した上野さん。犬たちが伸び伸びと遊んでいる

 浪江町の農業上野和人さん(56)は同町立野の自宅敷地に「ドッグラン」を整備、一般向けに開放している。上野さんの自宅は今年3月末に避難指示が解除された区域にあり、町の再生に向けた活動が徐々に表面化している。上野さんは「犬を通じて交流が広がってほしい」と願う。

 上野さんのドッグラン「ドッグフィールドプラスわん」は敷地面積約825平方メートル、芝生や水遊び用のプールなどを備える。今後はトンネルやジャンプコースなどのアスレチック施設を整備するほか、需要が高まれば小型・中型犬用ドッグランの拡張も検討する。

 上野さんは現在、ゴールデンレトリバーなど3匹を飼っている。避難先の仙台市で地元の愛好家らと交流が始まったことから、仲間へ恩返ししたいと、今年3月からドッグランの整備を始め、5月末に完成した。

 完成後、宮城県などの仲間が訪れ、飼い主や犬たちの交流が深まっている。中には、初対面の飼い主のゴールデンレトリバーがきょうだいだと分かり、飼い主同士の交流が始まったケースもある。上野さんは「犬が伸び伸びと遊び、飼い主らの親睦も深まれば」と期待する。

 現在、飼い主と犬がともに泊まれる施設の整備も進む。上野さんは「首都圏から東北方面へ向かうと、途中で宿泊する施設が限られる。浪江に施設が完成すれば、宿泊後、目的地までの移動時間が短くなり、利便性も高まる」と考えている。

 利用には狂犬病の予防注射や3種以上の混合ワクチン接種が必要。利用希望者は事前に上野さんに連絡する。