【葛尾】「葛尾村診療所」開所 内科診療を再開、田村医師会が医師派遣

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診療所看板を設置した石塚会長(右)と篠木村長。左はしみちゃん

 葛尾村は9日、東日本大震災後に医師不足で休止していた村内での内科診療を再開させた。村は昨年6月に東京電力福島第1原発事故による避難指示が大半の地域で解除されたが、医療環境が整わず、住民の帰還が進まない一因ともなっていた。

 村は同村落合字菅ノ又6の1の現地で村営診療所の開所式を行い、医療環境の充実とともに村復興への期待を込めた。

 村内では男性医師が内科診療を担っていたが、原発事故後に高齢を理由に引退。以降は村内で内科診療は行われていなかった。田村、三春、小野の3市町の医療関係者でつくる田村医師会が医師派遣で協力する。

 開所式では、篠木弘村長が「内科診療再開は村民の念願。村復興に大きく貢献すると確信している」、田村医師会の石塚尋朗会長が「村民の思いを受け止め頑張っていきたい」とあいさつし、看板を設置した。

 村キャラクターしみちゃんが立ち会い、式に花を添えた。関係者向けの内覧会も開かれた。初日は石塚会長が診療を担当した。

 田村医師会の複数の医師が交代で、内科や小児科の患者を診療する。診療所には診療室や処置室、調剤室を設け、尿や血液検査、心電図などの機器を用意した。

 診療日は毎週木曜日と毎月第2、4水曜日。受け付けは午後1時30分~同5時。問い合わせは葛尾村診療所(電話0240・29・2036)へ。