【川内】純米吟醸酒「歸宴」販売スタート 新たな特産品誕生

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川内村産の酒米を使用して完成した日本酒「歸宴」

 川内村で収穫された酒造好適米「夢の香」を使った純米吟醸酒「歸宴(かえるのうたげ)」が完成し、村内の小売店で21日、販売が始まった。同日、村コミュニティセンターでお披露目され、製造に携わった福島大生や村、村商工会の関係者らが「村民の熱い思いが詰まった酒ができた」と新たな特産品の誕生を喜んだ。

 福島大川内村農業六次化チームの学生9人が中心となって取り組み、村や村商工会、地元農家などが協力した。製造には大和川酒造店(喜多方市)が協力し、収穫した酒米のみで1200本を醸造した。同酒造店の佐藤弥右衛門会長(66)は「香りが高く、ちょうど良い味に仕上がった」と話した。

 ラベルや化粧箱のデザインは学生が担当し、村の自然やカエルをイメージした緑の地にカエルが描かれた。同大行政政策学類2年の福田龍斗さん(20)は「村民に限らず、多くの人に愛される日本酒になってほしい」と願った。

 披露会には村民ら約50人が出席。遠藤雄幸村長は「初めて地元の酒米で作った酒。復興に向け新しい原動力となる」と期待を込めた。

 生酒と一度火入れした酒の2種類あり、価格はいずれも1本1728円(720ミリリットル、税込み)。一度火入れした酒の販売は来月以降になる予定。24日からインターネットでの販売も始める。問い合わせは村商工会へ。