【いわき】レンタル開始!FCV「ミライ」 鹿島水素ステーション

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いわき鹿島水素ステーションで始まったMIRAIのレンタル。走行終了後に専門スタッフが水素を補給する

 いわき市鹿島町に県内で初めてとなる商用定置式の水素供給所「いわき鹿島水素ステーション」を開所した根本通商は7日、同ステーションで、水素を動力源とするトヨタ自動車の燃料電池車(FCV)「MIRAI(ミライ)」のレンタルを開始した。

 FCVの利便性や安全性を体験してもらう機会を提供し、FCVの普及促進を図る。

 同ステーションには、ミライ1台を配備。料金はいずれも税込みで、4時間以内6800円、6時間以内9800円、24時間以内1万3000円。同ステーションで水素を補給し、返却する。

 ミライのタンクには約5キログラムの水素が入り、約650キロメートルの距離を走行できるという。同ステーションでは、水素を1キログラム1300円(税込み)で販売している。

 【FCVルポ】快適さと力強さ両立

 レンタル事業が始まった7日、いわき鹿島水素ステーションで燃料電池車(FCV)「MIRAI(ミライ)」をレンタルし、記者がFCVを初試乗した。4時間の試乗中、水素がなくなる不安は感じず、ガソリン車と同様に扱える水素の利便性を感じた。

 ステーションは5日、いわき市鹿島町の県道小名浜・平線(鹿島街道)沿いにあるガソリンスタンド「鹿島サービスステーション」内に開所した。

 レンタル事業はFCVを多くの人に体験してもらう狙いがあり、「割安に料金を設定した」と根本通商の根本克頼社長。記者がレンタルしたのは4時間6800円のコース。事務所で手続きを終え、スタッフの説明を受けて出発。常磐道や沿岸部、街中を走行した。

 ミライは、水素を酸素と反応させて発電した電気で走る仕組み。モーターならではの俊敏性や力強い加速に加え、路面からの衝撃もほとんどなく走行は快適だ。ミライから出るのは水素の化学反応でできる水だけで、二酸化炭素は排出しない。

 同ステーションに戻った後は、専門スタッフが水素を補給。今回は約100キロメートルを走行した。補給した水素は1キログラムだった。補給時間は約1分。レンタルと水素の料金、免責補償料で支払った総額は計9393円(税込み)だった。

 同ステーションの誕生で、次世代エネルギーの水素や、水素を動力源とするFCVの存在がより身近になったのは間違いない。