【郡山】磐梯熱海温泉に「俳句の道」 地元俳人の句碑、観光資源に

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俳句の道に設置された調和の句碑

 郡山市磐梯熱海温泉で9、10の両日開かれた第50回萩姫まつりで、江戸俳壇の実力者と称される俳人岸本調和(1638~1715年)の俳句を掲げた「俳句の道」がお披露目された。磐梯熱海温泉観光協会(菅野豊会長)は、地元出身の調和の功績を広めるとともに、新たな観光資源として活用、同温泉のPRにつなげる考えだ。

 調和は、江戸時代、現在の同市熱海町上伊豆島で生まれたとされる。江戸に渡り多くの門人を抱えるなど活躍した。だが、松尾芭蕉の台頭により歴史の陰に埋没、菅野会長が文献から調和の句を探り、温泉街を盛り上げようと企画した。

 菅野会長によると、現在確認されている調和の句は530句余り。同温泉の源泉通りの2カ所に調和の句碑が設置され、ケヤキの森足湯から約300メートルの区間の歩道に、俳句を記したシールが25枚貼られている。シールは観光客が楽しめるよう、定期的に貼り替える予定。

 菅野会長は「日の目を見なかった調和だが、その句には芭蕉とは違った味わいがある」と調和の魅力を話した。