【福島】「阿武隈川隈畔」再オープン 除染完了、水位表示板も設置

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除染作業が完了した阿武隈川隈畔地区

 福島市の阿武隈川隈畔地区の除染工事が完了したことから、福島市と福島河川国道事務所、御倉町かいわいまちづくり協議会(蓮沼幹子会長)は3月30日、同所で式典を行い、地域住民が憩いの場の再オープンを祝った。

 東京電力福島第1原発事故後、空間線量が高かったため除染が行われていた。河川敷約1万3千平方メートルの土壌を入れ替え、芝を張り替えた。空間線量は毎時0.5マイクロシーベルトから毎時0.1マイクロシーベルトまで下がった。

 式典では小林香市長と石井宏明福島河川国道事務所長があいさつし、蓮沼会長が「生まれ変わった隈畔を大事に育てていきたい」と喜びを語った。清明小の児童も出席し、代表の児童(5年)が「たくさんの人が遊ぶ場所になってほしい」と作文を読み上げた。

 再オープンに合わせて、同地区のおぐら茶屋裏に新たに設置された洪水痕跡表示板の除幕式も行われた。1986(昭和61)年8月に起き、県内で死者3人、浸水約1万4千戸などの被害が出た洪水の記憶を後世に伝えるのが目的。豪雨災害の詳細や98、02年に起きた洪水で観測した水位の表示板も合わせて設置した。