【福島】日帰り温泉施設「御とめ湯り」開業へ 土湯温泉、飲食も提供

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
日帰り温泉施設「御とめ湯り」

 福島市土湯温泉町に23日、日帰り温泉施設「御(お)とめ湯(ゆ)り」が開業する。震災、原発事故後に廃業した温泉施設の再興に取り組む同市のHEART計画(加藤貴之社長)が、廃業した旅館を改修した。風評被害が続く中、新しい施設で土湯温泉の観光振興に弾みを付けたい考えだ。19日、報道関係者と地元住民向けの内覧会を開いた。

 震災直後の2011(平成23)年4月に自己破産を申請した旅館「観山荘・樹泉」を13年7月に取得。今年5月から改修工事を進めた。施設は2階建てで、男女それぞれ内湯と露天風呂を備え、マッサージなどのリラクゼーションも楽しめる。最大利用人数は128人。名称は、土湯温泉に群生する希少植物「オトメユリ」にちなんだ。

 また地産地消を意識した飲食も提供する。アイスキャンディーやオーガニックコーヒーを扱い、サンドイッチ「御とめ湯りの和サンド」などの販売も始める予定だ。利用者はリストバンド式の販売時点情報管理システム(POS)システムを使い、退館時に料金をまとめて支払う仕組み。

 内覧会に先立つ式典で、加藤社長が「全国から土湯温泉に人を呼べるような施設に発展させたい」と語った。

 住所は福島市土湯温泉町字見附32の1。営業時間は午前10時~午後9時で水曜日が定休。会員制で、無料で即日会員になることができる。料金は中学生以上850円、小学生と70歳以上500円、未就学児無料(いずれも2時間利用)。