【福島】「市道路元標」移設 歴史スポット整備、街歩きでにぎわい

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移設された道路元標の石柱(左)。木製の柱は復元された里程元標。歴史スポットには看板も二つ設置された

 福島市は、大正時代に同市上町の県庁通りに設置された「福島市道路元標(げんぴょう)」を、県庁通り反対側の大町側に移設し、市の歴史に触れるスポットとして整備した。26日に除幕式を行う。併せて、明治時代に建てられた「福島縣里程元標(ふくしまけんりていげんぴょう)」も復元。市の担当者は「戊辰150年の節目の年に、明治、大正から続く福島市の歴史を感じてほしい」と話す。歴史に触れる街歩きを促し、中心市街地のにぎわい創出にもつなげたい考えだ。

 道路元標は25センチ角、高さ60センチの石柱。大正時代、旧道路法令に基づき市町村ごとに設置され、「ふくしまの一丁目一番地」として歴史を重ねてきた。県庁通りの道路拡幅工事で移転が必要になった。里程元標は明治時代、各県庁所在地の交通の要所に建てられた。

 市が歩道上に整備するスポットには、道路元標を移設するほか、30センチ角、高さ3.6メートルの里程元標を復元。元標の歴史を紹介する看板を設置するほか、元標が山形県米沢市につながる万世大路(ばんせいたいろ)の起点だったことから、万世大路を紹介する看板も設置した。看板などはNPO法人ストリートふくしまと東北地域づくり協会が寄贈した。

 スポットにはこのほか、スマートフォンの無料アプリを活用し、動画音声で説明が受けられる「AR音声画像ガイド」も整備した。土木学会による万世大路の選奨土木遺産認定の銘板も設置する。