【福島】朝河貫一没後70年展開幕 大統領親書草案などの資料紹介

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「昭和天皇宛て大統領親書草案」について解説する甚野教授(右)

 二本松市出身の歴史学者朝河貫一(1873~1948年)の足跡をたどる企画展示「海を渡ったサムライ―朝河貫一没後70年記念展」が8日、福島市の県立図書館で開幕した。朝河が日米開戦を回避するために書いた「昭和天皇宛て大統領親書草案」などの貴重な資料を紹介している。

 没後70年を迎える朝河は福島県尋常中(現安積高)、東京専門学校(現早大)を経て渡米し、エール大大学院で博士号を授与された。軍事勢力を拡大する祖国に警鐘を鳴らし続け、現在も「平和の提唱者」として世界から高く評価されている。

 オープニングセレモニーでは鈴木淳一県教育長があいさつ、朝河貫一博士顕彰協会の矢吹晋代表理事が祝辞を述べ、早大文学学術院の甚野尚志教授が展示物を紹介した。

 9日午後2時からは同館で、甚野教授が「ふくしまから世界へ~国際人・朝河貫一の歩み」をテーマに記念講演を行う。展示は9月5日まで。月曜(7月16日は開館)、7月17日、第1木曜は休館。観覧無料。問い合わせは同館(電話024・535・3218)へ。