【郡山】古墳期の土器展示、200点一堂に 倭の五王の時代の郡山

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展示されている古墳時代中期の土器

 大安場史跡公園の本年度第1回企画展「倭の五王の時代の郡山」は7日、郡山市田村町の同公園で始まった。6日には報道機関を対象にした内覧会が開かれ、参加者が古墳時代中期の地元の歴史に触れた。

 企画展は古墳文化の波及と変革について住居や土器、集落、古墳、埴輪(はにわ)、祭事、交流という七つの視点から、発掘調査の事例が豊富な同市を中心に紹介する。

 古墳時代中期前半の清水内遺跡(大槻町)と後半の南山田遺跡(田村町)から出土した土器約200点を一堂に展示。このほか遺跡から切り取って保存処理を施した竪穴住居の竈(かまど)の実物や、地域の有力者が葬られた古墳の副葬品、地域間の交流を物語る筒状の形をした円筒埴輪などを紹介している。古墳文化の北への広がりを示す岩手県奥州市の中半入遺跡出土の須恵器も展示している。

 古墳時代は約400年間続き、4世紀末から5世紀が中期に当たる。倭の五王と呼ばれる大王が活躍し、中国大陸や朝鮮半島との交流が盛んだった。倭の五王は、倭国を束ねた讃、珍、済、興、武という5人の歴代の大王のことを指し、その一人の倭王武(雄略天皇)が、中国の王朝に出した上表文は、よく知られている。企画展は入場無料、時間は午前9時~午後5時。8月26日まで。問い合わせは同公園(電話965・1088)へ。