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会津若松市の市街地を眼下に豊かな自然と歴史遺産を満喫出来るコース=小田山 |
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戦跡から城下町を一望 |
鶴ケ城、県立博物館などの周囲を巡り、門田町の小田山を歩く10キロのコース。歴史や戦跡をたどりながら、美しいパノラマを満喫することができる。
小田山は、戦国時代に葦名氏の山城として栄え、戊辰戦争では西軍が鶴ケ城に砲弾を撃ち込む基点となった歴史を持つ。コースには、葦名氏が城の入り口に設けた「冠木門」や会津藩の家老田中玄宰の墓などがある。あいづ歩こう会長の渡部徳さんは「豊かな自然や眺望を歴史とともに楽しめる」と魅力を語る。
山頂まで、緩やかな登り坂が1.5キロほど続くが、道中、眼下に広がる城下町の景色が疲れを癒やす。特に山頂からの眺めは絶景。磐梯山を背景に、鶴ケ城をはじめ会津若松の街並みを一望できる。
同山は、数年前までササやツタに覆われた荒廃林だったが、同市のNPO法人はるなかが中心となり、桜の植樹など森林整備を進めてきた。故郷の美しい景観を自分たちの力で取り戻そうとする地元住民の努力をかみしめ、一歩一歩を刻む。
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◆ メ モ ◆
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コース沿いにある県立博物館では、本県の史跡を紹介する展覧会「平成新指定史跡展覧−未来へつなぐ福島の遺跡」などの催しが開かれている。歴史あふれる城下町を散策しながら、本県の史跡に思いをめぐらすのも楽しみの一つになりそう。また、少し足を延ばすと東山温泉がある。ウオーキングで疲れた身体をほぐすことができる。
【問い合わせ】あいづ歩こう会事務局=会津若松市一箕町亀賀字村前44の5(電話0242・22・4243)
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(2010年4月22日付福島民友新聞「木曜ナビ・ほっと」掲載)
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民友携帯サイト
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