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【 高子二十境 】(伊達市)
ふくしまを歩く
〔 35 〕
高子二十境
きれいに整備された歩道を進み、沼全体を望む景色を堪能する=高子沼付近
漢詩に残る美しい景観
 江戸時代の漢文学者、熊阪覇陵(はりょう)が故郷の景勝地20カ所を選び、漢詩を詠んだことに始まる「高子二十境」。現在も多くの人が、伊達市保原町高子地区に点在するこの美しい景観を楽しんでいる。
 阿武隈急行高子駅から東へ進み、ブドウ畑を抜けると境内に着く。参道を登ると二十境「白雲洞」が目に入る。見事な奇岩で、岩穴には薬師如来像がまつられ、荘厳な雰囲気を醸し出す。
 田園風景の中を西に進み、見える小丘は、伊達家発祥の地「高子カ岡」。小丘の頂上に続く参道を登ると、二十境「丹露盤」が現れる。岩と松が趣ある雰囲気をつくり、岩の上からは同市や桑折町が一望できる。
 最大の名所の一つ、高子沼へ。きれいに整備された歩道を進み、中央部にある小丘の二十境「不覊坳(ふきおう)」に登れば、見事な紅葉と沼全体が望めるぜいたくな景色を堪能できる。
 今回は気軽に楽しめる3キロコースだが、巡り方は自由。二十境を示す標柱や案内看板も設置され、安心して散策できる。
高子二十境
◆   メ モ   ◆
 伊達市保原町は県内有数のモモの産地。夏の満開期には「桃源郷」と呼ばれるモモ畑が広がる。阿武隈急行高子駅から3駅隣の大泉駅近くには、明治時代、欧米のデザインを基に日本の職人が伝統技法で建築した県指定重要文化財「旧亀岡家住宅」が立つ。隣接する資料館に申し込めば、内部も見学できる。
 【問い合わせ】伊達市観光物産協会=同市保原町字東野崎45の9(阿武隈急行保原駅舎内)(電話024・529・7779)
(2010年12月2日付福島民友新聞「木曜ナビ・ほっと」掲載)
 
 
 

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