音声ガイド中村倫也さん、作品の背景詳しく解説 バンクシー展

 
ヘッドホンをかけ、音声ガイドを聞きながら鑑賞する来場者ら

 郡山市のビッグパレットふくしまで開かれている「バンクシーって誰?展」。会場ではヘッドホンをかけ、臨場感たっぷりの音声ガイドに耳を傾けながら作品を鑑賞する来場者の姿が目立っている。

 音声ガイドで案内人を務めるのは、展覧会アンバサダーで俳優の中村倫也さん。作品が制作された背景などを詳しく解説し、展覧会をより深く楽しむことができる内容となっている。

 音声ガイドの利用者からは「ニューヨークや中東などバンクシーが作品を残した街角を旅しているような気持ちになった」などの感想が聞かれた。

 音声ガイドの料金は600円。音声ガイド機とヘッドホンを貸し出しているほか、会場でQRコードを読み取れば持参したスマートフォンとイヤホンで聞くこともできる。

 同展は、英国南西部の港町ブリストル出身とされる覆面アーティスト、バンクシーの作品を紹介している。バンクシーが欧州や米国、中東の壁面などに描いたストリートアートを映画のセットのように再現した。また「シュレッダー事件」で話題となった「風船と少女」や代表作「ラヴ・イズ・イン・ジ・エア」など個人所蔵の額装作品も並ぶ。福島民友新聞社、福島中央テレビでつくる実行委の主催。8月24日まで。