日本感じる西洋の名品 ジャポニスム展24日開幕、県立美術館

 
実行委員長の早川博明県立美術館長の説明を受けて作品を鑑賞する内堀雅雄知事と関係者

 福島民友新聞創刊125周年事業、福島中央テレビ開局50周年事業のブダペスト国立工芸美術館名品展「ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ」は24日、福島市の県立美術館で開幕する。開会式と内覧会が23日開かれ、関係者らがティファニーやガレ、ドーム兄弟などのガラス工芸品、陶磁器に見入った。

 19世紀後半の西洋で巻き起こった日本文化ブーム「ジャポニスム」と、当時の新しい芸術様式「アール・ヌーヴォー」をテーマに、ブダペスト国立工芸美術館(ハンガリー)の収蔵品約200点を展示する。内覧会では内堀雅雄知事らが、実行委員長の早川博明県立美術館長の説明を受けて作品を鑑賞した。

 開会式では、内堀知事が「日本と西洋の文化のつながりを美しい工芸品を通して実感することができる貴重な機会」とあいさつ。また「福島とハンガリーには魚のコイを食する文化があり、交流もある。芸術分野でも福島とハンガリーのつながりを感じてほしい」と展覧会を通じたさらなる交流を期待した。

 早川館長は「歴史的評価も定まらない現代工芸品を自分の目で選び、購入してきた美術館の質の高いコレクションだ。西洋と東洋の異質な価値観がぶつかり合い、新しい芸術が生まれた熱い時代に思いを寄せてほしい」と魅力を紹介。内堀知事と早川館長、実行委員会副委員長の五阿弥宏安福島民友新聞社長、河田卓司福島中央テレビ社長が、来賓のハンガリー大使館文化部ハンガリー文化センターのナジ・アニタ所長らと共にテープカットを行った。

 会期は5月10日まで。福島民友新聞社、福島中央テレビ、県立美術館でつくる実行委員会の主催。時間は午前9時30分~午後5時。

 チケットは一般1300円、大学生・専門学校生1100円、小・中学・高校生650円。未就学児は無料。
 福島市出身の女優白羽ゆりさんが音声で作品を紹介する「音声ガイド」の機器利用は1台600円。問い合わせは県立美術館(電話024・531・5511)へ。

◆感染拡大防止へ対策 時間指定の整理券、マスク着用 

 ブダペスト国立工芸美術館名品展「ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ」は新型コロナウイルス感染症の拡大防止策を講じて開催する。

 館内にアルコール消毒液を設置し、時間指定の整理券を配布して入館者数を制限する。マスクの着用やせきエチケットを呼び掛けるほか、発熱や体調不良の来場者は入館できない場合もある。