業務中に子ども見守りネットワーク 福島県警、新聞販売店などで発足

 

 新潟市で5月、下校途中の女児が殺害されるなど全国で子どもが被害に遭う凶悪事件が後を絶たない現状を受け、県警は1日、新聞販売店や運輸、金融業者などが業務中に、登下校時の児童、生徒を見守る「子どもの安全・安心ふくしまネットワーク」を発足させた。

 福島民友新聞社と福島民友新聞の販売店でつくる福島民友会をはじめ運輸、交通、金融、配達の各業種の48の事業所と団体が参加している。

 会員事業所・団体は業務を利用した「ながら見守り」を通じて、声掛け事件など犯罪抑止に目を光らせ、発見した場合は早期通報で被害を食い止める。

 県警によると、県内では子どもへの「声掛け」が増加傾向にあり、昨年は106件の通報が寄せられた。時間帯で見ると、午後1時~同5時が全体の6割を占め、路上に子どもが1人でいるときが狙われやすい。

 また、学校近くの住宅地や公園などでの発生もあり、犯人は、植栽のある場所など他人から見えにくい場所で、優しく子どもに声を掛けるケースがあるという。

 発足式で、県警の横田雄也生活安全部長は「犯罪から子どもを守るためには地域一体となった見守りが必要だ。不審者を発見した場合、積極的な通報をお願いしたい」とあいさつした。

 声掛け情報、メールで提供

 県警は、通学路での「声掛け」の発生情報などを提供する新たな「安全・安心メール」サービスを始めた。警察署、分庁舎ごとに情報を発信する。

 「なりすまし詐欺」の被害防止や犯罪の発生情報も提供しており、提供時間は年末年始を除いた平日の午前8時30分~午後5時15分。

 登録方法は各警察署、分庁舎のメールアドレスに「登録希望」と書き、空メールを送信する。アドレスは県警のホームページで確認できる。