音楽+VR「可能性探る」 音楽プロデューサー・井上裕治さん

 
「2019年は音楽とVRとのコラボの可能性を探っていく」と話す井上裕治さん

 元ガール・ネクスト・ドアのギタリストで福島市出身の音楽プロデューサー井上裕治(40)が、さっそうと福島民友新聞社に現れた。音楽を中心にマルチに活躍する井上が18年を振り返りながら新年の気になるホットワード「バーチャルリアリティー(仮想現実、VR)」を語った。

 「昨年は公私ともに忙しかった」と語る井上。充実ぶりが笑顔ににじみ出る。

 本業では楽曲を提供したJRと出版社、玩具メーカーの共同企画「新幹線変形ロボ シンカリオン」の盛り上がりが大きい。昨年1月アニメ化され、18年のアニメランキング1位(『アニメイトタイムズ』まとめ)に輝いた。19年は続編も期待される。

 このヒットの中で井上が何よりうれしいのが、作曲したテーマ曲「チェンジ!シンカリオン」の「成長」だと言う。アニメ化の2年前発表された曲だが、ファンの熱望でアニメでも劇中曲として使用。1月発売のDVDでは特典として収録される。井上は「曲の旬は発表した時。でもこの曲は、曲自体のパワーで聴き続けてもらい、ファンの後押しで成長している。気持ちいいですよ」と話す。

 そして新年、井上が最も注目するのがVR、Vチューバー(バーチャル・ユーチューバーの略)だ。

 Vチューバーは、ネット上で動画の配信や投稿を行う、コンピューターグラフィックスのキャラクター。井上は昨年末、所属事務所などが企画した、Vチューバーのネットイベント「バーチャルスター爆誕!VER.授賞式~伝説の始まり~」で音楽を担当した。

 「このイベントで登場したのがニーナというVチューバー。モーニング娘。の飯窪春菜さん(12月卒業)が『プロデューサー』としてニーナの動きや声を担当した。そして僕が作曲しニーナ(飯窪さん)が歌ったエンディング曲がかなり好評。仮想現実の広がりを実感しました」

 この流れはまだまだこれから。「新年は、音楽とVRのコラボの可能性を探っていく一年」と、井上の抱負も力強い。