『植物おたく』増やしたい!好奇心刺激-いわき・はあべすと-

いわき市のガーデンショップ「はあべすと」社長で1級造園技能士の芦沢久美子さん(46)は31日、11月1日の2日間、珍しい植物に注目したイベントを同市で開く。夏休みの自由研究で「ナスはなぜ紫なのか」を調べるなど好奇心旺盛で「植物おたく」を自称する芦沢さん。「面白い植物の方が興味を持ちやすいでしょう」と、植物ファンの好奇心を刺激しようと気合が入る。
芦沢さんは16年前から健康で幸せになる植物について提案してきた。同市平中山字赤にある店舗では、生活に役立つ「有用植物」であり、「いわきで育てられる」ことを前提にした球根や宿根草などを含め約400~500種の多種多様な植物を扱っている。
店の隣に苗を生産し、寄せ植え教室も開催できる「おもしろ植物研究所」を整備。「楽しくなければすぐ終わってしまう。気取らず、小さい店でもコツコツ丁寧に接してきた」と振り返る。開催するイベント名は、わくわく感を高めたいと「植物おもしろ会議」にした。コロナ禍で家庭菜園を始める人が増えており「園芸が注目されている。楽しく園芸を紹介したい」と話す。将来的に、植物に関するイベントを集めた市場の開催を思い描いている。
芦沢さんによると、園芸にも高齢化の波が押し寄せており、受け継いだ家族がどう手入れしたらいいか分からずに庭をなくしてしまう例が出ている。そのため芦沢さんは手のかからない庭づくりを提案、植物と触れる魅力を伝え続ける考えだ。「植物は奥が深い。植物好きの仲間を増やしたい」と念願のイベント開催に意欲を見せる。
「園芸講座」受講者募る
植物おもしろ会議はいわき市フラワーセンターで開かれ、時間は午前10時~午後4時。全9講座で1回約30分。園芸講座や相談、フラワーアレンジの実演、植物の展示販売などを予定している。芦沢さんのほか、園芸研究家の小久保敏男さん、川内村で花屋を経営する福塚裕美子さんらが講師を務める。参加費1000円。高校生以下は無料。事前申し込みが必要。問い合わせは同社(電話0246・88・7895)へ。
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