２８日の福島県内は高気圧に覆われ、日中は秋晴れの過ごしやすい一日となった。紅葉の名所の一つで見頃の終盤を迎えている裏磐梯は、強い日差しが雄大な自然を照らし出し、標高差で紅葉の進み具合が異なる様子がくっきりと浮かび上がった。

　裏磐梯観光協会によると、最近の急な冷え込みで、木々の色づきが一気に進んだという。標高の高い所は紅葉が終わり、五色沼周辺の紅葉は今月いっぱいの見込み。この日、裏磐梯などのヘリコプター遊覧を楽しんだ会津若松市の会社役員滝沢信夫さん（６６）は「近くで見た磐梯山は迫力が全然違った」と感動した様子だった。