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十万劫山
花見山  

< 標高 十万劫山428.9m 花見山180m>
(福島市)


十万劫山は″雨乞いの山″としても知られ、頂上には雷神が祭られている
   
山を楽しむ
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桃源郷を抜けて雷神を参る
     
   

 十万劫山は福島市東部のなだらかな山容の里山だ。奈良時代、僧の行基が訪れ、「永劫に鎮まり、慈悲を垂れ給(たま)え」と祈念したことが山名の由来である。写真家の故秋山庄太郎さんが「福島に桃源郷あり」と絶賛した花見山公園と組み合わせたコースはハイキングにぴったりだ。
 花見山ふもとから、ウメや花モモ、レンギョウ、サクラなど色とりどりの花に包まれた小道を、来場者の歓声を聞きながら登る。
 15分ほどで、あずまやがある標高約180メートルの花見山山頂に着くと、福島市内や吾妻連峰などが一望できる。さらにクヌギとアカマツの雑木林の山道を、上下しながら進む。枯れ葉を踏む音と小鳥のさえずりしか、聞こえない。
 途中、十万劫から花見山に下山する仙台のグループと出会った。男性は2人で、10人は女性。花見山だけでは物足りないので十万劫登山も組み入れた、という。女性はとにかく元気だ。
 弁天山から登ってくる「しのぶの細道」と合流。車1台が通れるこの道を登って、山頂に到着した。雷神を祭った社があり、由来や行基を詠(うた)った漢詩を記した案内板がひっそり立つ。道中、阿武隈の山並みを望める。
 山頂から、雑木林の中の登山道を下ると、車道と合流し、50分ほどで、福島市指定の天然記念物・茶屋の桜の前に出る。ここで道は、茶屋沼に向かう道と花見山に行く「塩の道」に分かれ、塩の道を30分も歩けば再び花見山だ。

     
山で汗をかいた後は「ヘルシーランド福島」でさっぱりしよう。入浴料金は高校生以上300円、小・中学生は150円
■参考コース・時間
 ▽
花見山ふもと(15分)→花見山頂(50分)→しのぶの細道合流点(30分)→十万劫山頂(50分)→茶屋の桜(30分)→花見山ふもと
 ※しのぶの細道を利用する弁天山→十万劫山(途中まで引き返し)→花見山のコースも
■問い合わせ先
 ▽
福島観光協会=電話024・525・3722
 ▽ヘルシーランド福島=電話024・536・5600
   
(2007年4月5日 〔山を楽しむ〕文・皆川猛 写真・一ノ瀬澄雄)
 

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