minyu-net

ホーム 県内ニュース スポーツ 連載 社説 イベント 観光 グルメ 健康・医療 購読申込  
 
   

鬼ケ城山

< 標高 887.3m >
(いわき市)


緩やかなカーブが特徴の稜線(りょうせん)だが、登山道は急坂。山頂直下には鬼がすんでいたという花こう岩の大岩がある
   
山を楽しむ
      > 福島四季だより > 山を楽しむTOP
 
「鬼がすんでいた」伝説残す
     
   

 いわき市の北西部に位置する鬼ケ城山は、同市第2の高峰。その昔、鬼がすんでいたと言い伝えられていることがその名の由来。山頂直下の大岩には、鬼のすみかとされる小さな洞窟(どうくつ)がある。山頂までの道程にはさほど困難な個所はなく、山麓(さんろく)には市営のキャンプ場などレクリエーション施設があるため、家族連れや初心者に人気がある。
 登山口を歩き始めると、しばらくは舗装された道が続く。山道は青々とした小木に囲まれ、自然豊かな山の世界へといざなう。新緑の中、途中に流れる沢のせせらぎが耳に心地よい。
 山道では、マツ、雑木、アセビの緑を楽しみ、尾根道を歩き切ると、巨大な岩が見え始める。山頂に近づくにつれ岩の数が増え、鬼岩洞窟を通り過ぎると、花こう岩の山頂にたどり着いた。
 山頂(西峰)にある巨岩には3つの祠(ほこら)が建っている。広くはないがのんびりとした雰囲気の山頂で、いわき市街や阿武隈の山々、小名浜港が遠くに見渡すことができ、いわきの山ならではの景色を満喫した。
 山頂から東に向かう急な下降を慎重に下り、のんびりとした林道を500メートルくらい進むと東峰へと到着。急な坂道を終え、林道を歩み進めると分岐点に戻った。
 山すその「いわきの里鬼ケ城」には、キャンプ場やバンガローなどが併設。宿泊施設「ききり荘」の大浴場で、登山の疲れを癒やすハイカーも少なくない。

     
登山口にある研修センター「ききり荘」では入浴や食事が楽しめる。オートキャンプ場や山里生活体験館などもある
■参考コース・時間
 いわきの里登山口(1時間5分)→西峰山頂(10分)→東峰山頂(45分)→登山口
■問い合わせ先
 ▽いわき市役所=電話0246・22・1111
 ▽いわきの里鬼ケ城=電話0246・84・2288
   
(2007年6月22日 〔山を楽しむ〕文・豊田さやか 写真・永山能久)
 

購読申込

ご購読申し込み

会社案内
会社概要
支社・支局のご案内
広告資料|▶バナー広告
社内見学|▶移動編集局
民友愛の事業団
福島民友メールアドレス
窓の投稿


 

福島民友新聞社

〒960-8648 福島県福島市柳町4の29
ネットワーク上の著作権(日本新聞協会)
国内外のニュースは共同通信社の配信を受けています。

このサイトに記載された記事及び画像の無断転載を禁じます。copyright(c) THE FUKUSHIMA MINYU SHIMBUN