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信夫山

< 羽黒山:標高 260m >
< 羽山:標高 275m >
(福島市)


福島市の中心市街地に位置する信夫山。四季折々に彩りを変える姿で市民を楽しませる
   
山を楽しむ
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福島盆地にぽっかりと浮かぶ
     
   

 福島市の中心市街地にぽっかり浮かんでいるようなシンボル的存在の信夫山。東西2.7キロ、周囲約7キロ。中央に羽黒山、西に羽山、東に熊野山、さらにその北には立石山と、いくつもの峰が連なる。
 古くから山岳信仰の地として知られ、山頂などには神仏が祭られている。春は花見、夏は深緑、秋は紅葉などと四季折々に彩りを変える姿は、市民に季節の変化を教えてくれる。
 今回は東側の岩谷観音から入山した。急な石の階段を上がると、信夫山中腹の岩壁に掘られた磨崖仏群が出迎える。三十三観音や地蔵尊、不動尊など六十余体が刻まれている。
 傾斜の緩やかな車道を歩き羽黒神社旧参道へ。民家を通り過ぎると羽黒山山頂に着く。信夫山と市民を結ぶ祭礼として親しまれているのが信夫三山暁まいり。同神社の例祭で毎年2月に大わらじが奉納される。
 信夫山第一展望台を経由し、車道を幾度も横切りながら整備された散策路を駆け上がり羽山山頂へ。月山神社、湯殿山神社では北側の蔵王連峰の眺望がよい。しばらくすると、南側と西側が見渡せる烏ケ崎展望デッキに到着。福島信夫ライオンズクラブが設置した案内板の通り、福島盆地の広さを見下ろしながら、はるか吾妻の連山を望むと心が広がる思いがする。
 羽黒神社の近くに住む小野等二郎さん(77)が「気軽に登れる市民の憩いの場」と話す通り、多彩なルートで信夫山の魅力を再発見することができる。

     
信夫山の中腹、東側の岩壁に掘られた磨崖仏群。三十三観音、地蔵尊、不動尊など60余体が刻まれている
■参考コース・時間
 ▽須岩谷観音(5分)→車道(20分)→旧参道(20分)→羽黒山→旧参道(20分)→車道・散策路(35分)→参道(5分)→羽山
■問い合わせ先
 ▽福島市観光案内所=電話024(522)3265
 ▽福島市観光物産協会=電話024(525)3722
   
(2008年1月18日 〔山を楽しむ〕文・渡辺 司 写真・田中良吾)
 

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